サバイバルシリーズは子どもたちに大人気の学習漫画で、科学や冒険をテーマにしたストーリーが魅力的です。
しかし、親としては「本当に子どもに合っているのか?」「買うべきなのか?」と悩むこともあるでしょう。
本記事ではサバイバルシリーズをおすすめしない理由を5つ解説するとともに、親が知っておくべきポイントや、代替となるおすすめの学習漫画についても詳しく紹介します。
サバイバルシリーズをおすすめしない5つの理由
① 内容が難しすぎる
サバイバルシリーズは科学的な知識を盛り込んだストーリーですが、本によって難易度が異なるところが特徴的です。
小学校高学年向きの内容の本は、小学校低学年の子どもには難しいと感じました。
- 専門用語が多い:ウイルス、DNA、熱膨張、放射線など、理科の授業でも後半になって学ぶような専門的な単語が多く使われています。
- ストーリー展開が速い:一冊の中でさまざまなトラブルが発生し、解決策が次々と登場します。そのため、ストーリーを理解する前に話が進んでしまい、読解力が十分でない子どもには難しく感じることがあります。
実際の口コミ・体験談
小1の息子に買ったのですが、最初は興味を持って読んでいたものの、専門用語が多すぎて途中で読むのをやめてしまいました。(30代母親)
うちの子は科学が好きなので大丈夫かと思ったけれど、ストーリーの展開が速くて少しついていけない様子でした。(40代父親)
対象年齢に合ったサバイバルシリーズを詳しく知りたい方はこちらの記事へ。
② 過激な表現や怖い描写がある
サバイバルシリーズは、災害や危機的状況をリアルに描いており、そのため一部の子どもにとっては怖すぎると感じることがあります。
- リアルな災害描写:地震、津波、火山の噴火など、自然災害の恐ろしさが詳細に描かれており、読んだ子どもが恐怖を感じる場合があります。
- 危険な生物との遭遇:昆虫、野生動物、寄生虫など、子どもが苦手な生物が出てくることが多く、苦手な子にはきつい内容です。
実際の口コミ・体験談
うちの娘は『地震のサバイバル』を読んだあと、しばらく地震が怖くて夜寝るのを嫌がりました。」(30代母親)
リアルな描写ですが、現実の世界に起きている様々な問題を取り扱っています。
事実を知ることにはとても役立つと思うので、子どもが成長したら再度読んでみてもいいですね。
「巨大地震のサバイバル」レビュー記事はこちら

③ 長いシリーズでコストがかかる
サバイバルシリーズは80冊以上が刊行されており、すべて揃えるとなるとかなりの出費になります。
- 1冊あたりの価格が1,000円前後:まとめて購入すると大きな出費になる。
- 全巻揃えると10万円以上:すべて揃える家庭は少ないですが、子どもが気に入ると「もっと欲しい」とねだられることが多い。
途中で飽きてしまうこともあるため、まずは1〜2冊試してみるのが良いでしょう。

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④ 他の本を読まなくなる可能性
- サバイバルシリーズばかり読むようになり、他の本に興味を持たなくなることがある。
- 学習漫画は情報が視覚的に入りやすいが、活字中心の本を読む機会が減ると、語彙力や読解力の成長に影響が出る可能性がある。
読書の幅を広げるためにも、絵本や児童文学などとバランスよく読ませることが大切です。
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⑤ 情報が偏っている可能性
サバイバルシリーズは楽しく科学を学べる一方で、エンタメ要素が強く、事実とは異なる描写もあります。
- 科学的に正しくない部分がある
- 物語としての演出が強く、リアルな科学とは異なる場合がある
そのため、子どもに読ませる際は「これはフィクションも含まれている」ということを説明すると良いでしょう。
サバイバルシリーズで興味を持ったものは、図鑑や専門書などでさらに深い知識をつけることをおすすめします。
「人体のサバイバル」を読んだ後には人体の図鑑を読んで、より詳しくリアルな知識を定着させました。
サバイバルシリーズが向いている子の特徴
① 科学に興味がある子
このシリーズは、科学や自然に関する知識を楽しみながら学べることが最大の特徴です。生物、宇宙、人体、環境問題など、多岐にわたるテーマが扱われており、理科が好きな子や探究心の強い子にぴったりです。
例えば、「人体のサバイバル」では体の仕組みや病原菌の働きが詳細に描かれ、「宇宙のサバイバル」では無重力や惑星の環境について楽しく学ぶことができます。
② 長いストーリーが好きな子
サバイバルシリーズは単なる学習本ではなく、冒険ストーリーとしての魅力もあります。
主人公たちが次々と困難に直面し、科学的な知識を使って問題を解決していく展開は、物語としての面白さが詰まっています。
ストーリー性のある学習漫画は、楽しみながら知識を吸収できる良い選択肢になります。
③ 図鑑よりも物語の方が理解しやすい子
一般的な図鑑は、情報が網羅的に整理されているため、読みやすさの面では子どもによって向き不向きがあります。
一方サバイバルシリーズは物語を通じて知識を学べるため、図鑑を読むのが苦手な子どもでも、スムーズに学習に入り込むことができます。
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親ができる対策
サバイバルシリーズを読ませる際のポイントを紹介します。
- 低年齢の子には親と一緒に読む 難しい専門用語が多いため、親が解説しながら読むと理解しやすくなります。
- 「怖いシーンは飛ばしてもOK」と伝える 災害や危険生物の描写がリアルで怖がる子もいるので、無理に読ませず飛ばしても問題ありません。
- 科学的に正しい情報とセットで学ばせる 演出のため誇張された表現もあるため、図鑑や教育アプリを活用して補足説明を加えましょう。
- アニメから入るのもおすすめ テレビアニメ版は視覚的に分かりやすく、怖いシーンも抑えられているため、まずアニメを観て興味を持たせるのも良い方法です。
代替となるおすすめの学習漫画
理科ダマン
科学の重要なポイントをおもしろおかしく学べます。
大人気で図書館ではなかなか借りられません。
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ドラえもん科学ワールド
ドラえもんのテーマにちなんだ物語で、科学に触れられます。
コラムまでしっかりと読むと勉強になりますよ。
のびーる理科シリーズ
小学3年生〜対象です。上記の2シリーズに比べると難易度が上がります。
かなり詳しく書かれているので、知識をつけるために役立ちます。
まとめ
- サバイバルシリーズは良い面も多いが、合わない子もいる。
- 親が子どもの性格や理解度に合わせて、本を選んであげるのが大事。
- 代替案や親のフォローを活用して、楽しく学習しよう!
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